福岡県産婦人科医会へのお問い合わせ

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会長あいさつ

福岡県産婦人科医会

​会長

平川俊夫

福岡県産婦人科医会は、福岡県民に安全で良質の産婦人科医療を提供するとともに産婦人科学の発展振興を担うことを目指して、福岡産科婦人科学会と共同で車の両輪となって活動する、福岡県における産婦人科医を代表する組織です。昭和24年に発足した福岡県母性保護医協会を源流とし、平成14年に現在の名称に変更して今日に至っており、現在の会員数は約430名です。

 

福岡県産婦人科医会の目的は、女性の生涯にわたる心身の健康、ならびに母子の生命と健康の保持増進です。母体保護法の適正な運営と実施の推進も重要な任務です。さらに、会員の生涯学習への支援を通じて産婦人科医療の質の向上に努め、地域医療に貢献していきたいと考えています。

福岡県産婦人科医会は、行政、福岡県医師会、ならびに関連団体と連携して様々な事業に取り組んでいます。まず出産を希望する女性のために、安心して妊婦健診あるいは産後健診が受けられるように公費負担制度のさらなる充実を求めています。乳幼児の虐待を防ぎ、産後うつ病を早期に発見して妊産婦の自殺を防ぐ観点から近年注目されている妊産婦のメンタルヘルスについては、県医師会との共同で重点的に検討しており、行政へも提言をし、さらに講習会の開催を通じて会員や医療従事者、さらに関連団体の方々への啓発に取り組んでいます。また、難聴の赤ちゃんが早期に発見され良質の療育をうけることができるよう、耳鼻咽喉科や小児科などの関連学会や医師会ならびに関連の諸団体と連携して新生児聴覚スクリーニングの仕組みづくりに取り組んでいます。また福岡県における周産期医療の仕組みをよりよいものにするために、福岡県周産期医療協議会を通じて、産科一次医療施設と高次医療施設の連携をより密にする新たな制度など行政へ様々な提言を行っています。安全な産科医療は県民の皆様はもとよりわれわれ産科医療従事者にとっても心からの願いです。安全の確保のために会員向けの研修会の開催、研修資料の伝達を行い、またさらに、産科医療施設の減少が続く時代にあって産科医療の安全を確保するためには産科一次医療施設の救急救命対応能力をより高める必要があるとの観点から、救急救命医学の専門家との共同で産科医師ならびにコメディカルを対象とした母体救命講習普及事業を行っています。また、日本産婦人科医会のもとで妊産婦死亡例を登録・分析し、また死亡に至らない例も偶発事例として集積する事業を行っています。平成27年より開始された医療事故調査制度の運用にあたっては、県医師会のもとで産婦人科関連の予期せぬ死亡・死産事例についての調査支援にあたっています。新生児の先天異常については、日本産婦人科医会の登録制度に協力して発生状況のサーベイランスを行っています。

若い女性の健やかな成長をサポートすることも本会の重要な目的です。本会は昭和60年より福岡県健康教育推進事業(性と心の健康相談事業)を担い、全県立・市立高等学校に会員の産婦人科医を派遣して、性に関する講話授業を行いまた個別相談に応じています。そして、行政・養護教員・精神科・医師会の代表を交えた協議会を通じて若者に対する健康教育のあり方についての協議を続けています。また、女性アスリートの健康管理において産婦人科の役割がより注目されているなかで、無月経の管理など正しい知識の普及が重要と考えており、その啓発事業を行っています。また、性犯罪により被害を受けた被害者およびその家族を守るために、県警察および関係機関と連携して支援活動に協力しています。若い世代における子宮頸がん発生の増加が問題となっていますが、本会では子宮頸がんについての正しい知識の普及に努め、子宮頸がん検診事業の推進、予防ワクチンの普及と安全性の確保について啓発活動を行っています。

 

母体保護法の適正な運用に責を果たすことは、発足以来の本会の重要な役割です。本会は県医師会のもとで、指定医師を対象とした法の理念・生命倫理・医療安全などについての教育研修事業に積極的に関わっています。

 

最後におぎゃー献金事業に触れます。本事業は公益財団法人日母おぎゃー献金基金が運営する、こころと身体に障がいをもって生まれたこども達への愛の献金運動です。福岡県では本会が先頭に立ってこの事業を進めており、主に産婦人科医院・病院などを通して基金に集められ、心身障がい児のための施設に特殊送迎車などを贈ったり、また大学などの研究者に心身障がいの予防の療育などに関する研究費を補助したりするために使われています。

以上、福岡県産婦人科医会の活動の一部についてご紹介いたしました。私たちは福岡県民の皆さんが健康で幸せな生活を送ることができることを願って、産婦人科専門医の立場から発言し行動します。どうぞご理解とご支援のほどお願い申し上げます。